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歯根嚢(のう)(WZ)胞の基礎知識をご紹介します。
歯の根の先端に膿がたまる病気です。
以前治療した(神経を取った)根の中の汚れが、根の先端から出て、顎骨内に膿を作ります。
レントゲンを撮ると、根の先の膿は、黒く抜けて写ります。
膿によって骨が吸収しているためです。
歯根嚢胞が大きくなると、抜歯しなければならず、歯を失います。
また上の奥歯の場合、蓄膿へ拡大します。
普段は症状がありません。膿が大きくなってくると、歯肉が腫れてプツンと歯肉から膿が出てきます。
疲れがたまり体力が落ちると顔面が腫れ、痛みが強くなり熱も出ます。
上の奥歯の場合は、すぐ上に上顎洞(副鼻腔)があるため、膿が上方に広がると、 上顎洞炎(副鼻腔炎、蓄膿)になります(下図)。
歯根嚢胞(WZ)を治すには、
A:抜歯してWZを摘出→歯はなくなります。
B:歯を残すことを目的に、外科的にWZのみを摘出します。→歯は残ります。
この場合、まず原因である根の中の消毒を行います。根の中が汚れたままでWZのみを摘出すると、
再発することがあります。
ごく小さなWZなら、歯科治療(根の治療)だけでも治る場合があります。ある程度大きくなったWZは、
外科的に摘出して、歯を残すことが、大切です。主治医に相談しましょう。
歯肉の腫れや痛みがなくても、噛んだ時にひびく歯は、WZの可能性があります。
早めに、検査を受けましょう。
手術は、医療保険適応です。WZの状態にもよりますが、点滴・投薬も含めおおよそ1~1,5万円です。
生命保険に加入している方は、加入している保険内容によっても異なりますが、多くの方が保険金を受け取っています。保険会社にご確認ください。
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平田口腔顎顔面外科腫瘍内科 がんヴィレッジ札幌